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TOPコラム屋上のある家ができるまで〜兵庫県神戸市・Tさまの家づくりヒストリー〜

2022.07.28 OSORAで暮らす

屋上のある家ができるまで〜兵庫県神戸市・Tさまの家づくりヒストリー〜


家づくりを巡るご家族の思い出をご紹介するシリーズ・第3弾! 
今回は、兵庫県神戸市在住・Tさまの家づくりヒストリーをご紹介します!

Tさまは、視力に障害のあるご両親と奥さまの4人暮らし。ご自身と同い年である築37年のお家を建て替える決意をされ、快適な住まいづくりへ向けて動き出されました!


阪神淡路大震災で傷ついた我が家を再建



これまでご両親と住んできたお家で、阪神淡路大震災を経験されたというTさま。

「2階で寝ていた私は、最初の小さな揺れで目を覚まし、本震でラグビーボールのような楕円を描いて揺れたことを今でも覚えています」と、当時を振り返ります。

幸いご家族に怪我はなく、家も損壊は免れましたが、あちらこちらの壁にひび割れが…。その時の損傷が響いたのか、その後時が経過するにつれて家は満身創痍の状態になってしまったそうです。

両親が頑張って築き上げたものをきっちりと受け継ぎ、ここまで育ててくれた恩返しがしたい」と考えたTさまは、ご自身のご結婚を機に、この場所に新しい家を建てることを決断されました。
 

両親が元気に暮らせるバリアフリーの家を


建て替えにあたって希望したことは、ご両親が快適に暮らせる部屋をつくること、できる限り段差のないバリアフリー住宅を実現すること。また友人を招くスペースや趣味の部屋、奥さまが毎日使うキッチン周りを充実させたいとも考えたそうです。

そして、「何か自然に良いこともしたい」と話すTさまに、建築士さんが提案したのが「自然の力を最大限に利用できる家をつくること」でした!

Tさまはその時はじめて、窓の配置や家の通気性、構造に配慮することで、エアコンに頼らなくても快適に暮らせる家がつくれることを知ったのだそうです。

それは、太陽の恵み(そら)の熱と、地球の恵み(どま)の熱、そして家の通気性(呼吸)に着目してつくられた、人にも地球にもやさしい「そらどまの家」。

ご両親の健康を第一に考えてマイホーム計画を立てていたTさまにとって、「そらどまの家」はまさに理想の住まいでした!

また、アレルギーと冷え症にお悩みだという奥さまも、「電気や石油に頼らずに、自然の力を上手く借りて暮らせることは、非常にありがたいと思います。高齢の両親にとっても、体の負担が軽くなるのでは」と喜んでいらっしゃいました♪

2階にはバルコニーを設け、飼っている高齢の小型犬や保護猫ちゃんの日向ぼっこスペースとして活用されるそうです。太陽の恵みをたっぷり受けて、人も動物もほっこりと、優しい気持ちで暮らせるお家になりそうですね!

見学会に参加して実際に快適さを体感されたTさまは、「周りの方々に助けていただいたおかげで、良い家が建てられそう」と話していらっしゃいました。


エコハウス・そらどまの家:一般社団法人エコハウス研究会
http://ecohouse.ac/common/ecohouse/soradoma/index.asp

※「そらどまの家」は、建築家・丸谷博男先生が設計されたお家です。詳しくはぜひ上記サイトをご覧ください♪

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